面接の種類は?対策は何をすれば良い?
近年、公立の高校入試においても推薦入試や特色選抜だけでなく、受験生全員に面接試験を実施する都道府県が増えてきています。
学力試験だけでは読み取れない、皆さんの人としての魅力を知るために行われるのが面接です。
現代社会では高いコミュニケーション能力が求められる場面が多々あります。相手の話にしっかりと耳を傾けて、自分がどんな人間なのか、どんな考えを持っているのかなど、誠意をもって伝えるために、どんな取り組みが必要かを整理していきましょう!
高校入試の面接について
①面接の形式を知ろう!
面接試験には、さまざまな形式があり、高校や都道府県によって定められています。
まずは、面接の形式と、それぞれの特徴を理解しましょう。
『本人面接・個人面接』
受験生1人に対し、面接官が1〜3人という面接形式です。
面接官が多いと、緊張しがちですが、質問者をしっかりと見て、あせらず落ち着いて話すことを心がけましょう。
『集団面接』
受験生2〜6人が、一つのグループになって面接官と対する面接形式です。
同じグループのほかの受験生と比較され、積極性、協調性などがチェックされます。
自分の考えを元気にハキハキと伝えましょう。
『グループ討論』
受験生5〜10人で、ひとつのテーマについて議論をする面接形式です。
グループの中での自分の立ち位置の取り方や、他人の話の聞き方、自分の意見の主張などに気をつけて議論に積極的に参加しましょう。
※面接の実施にあたっては、あらかじめ高校や都道府県にて、面接形式が公表されている場合が多いので、自分が受験する高校の面接の実施状況、面接の形式を、まずは確認しておきましょう。
②面接官が見るポイント
面接官が見るポイントは、「言葉づかい」「態度」「落ち着き」「答えの的確さ」「服装」「声の大きさ」などです。
丁寧な態度や言葉づかいは評価が高くなります。
でも一番大切なのは、「素直に振舞うこと」。人柄を見るのが大きなポイントなので型にはまった答えだと、いい印象にはつながりません。自分の言葉でしっかりと話せるように練習しましょう。
『姿勢』
立っているときは背筋を伸ばし、指先は体の横にそろえて、あごを軽く引く。
座っている時は、椅子の中心にしっかりと座り、手は膝の上におきましょう。
ただあまり固くならないように肩の力を抜きましょう
『話し方』
質問に答えるときは、「のびのび」「はっきり」「大きな声」で丁寧に答えよう。
です、ます、など最後までしっかり話そう。
『言葉』
自分のことは男子なら「僕」、女子なら「私」。
家族のことは「父・母・兄・姉・弟・妹・祖母・祖父」で呼ぼう。
あだ名や、~さん、~ちゃんは使わない。
『自分らしさ』
面接官は、大人びた特別な答えを期待しているわけではありません。
例えば自由時間の使い方を聞かれたときに、ただ「音楽鑑賞」と伝えるだけより、音楽を聴く
のがすきですが、たまに音が大きすぎると母にしかられることもあります・・など、
なにかエピソードを付け加えて話をすると、とても好印象です。
『身だしなみ』
制服のボタンは上までしっかりとめ、ネクタイの場合はしっかりと結んでおきましょう。
クツは、かかとを踏まずに履きましょう。
髪型は、男子は清潔感があるように、女子はひとつにまとめておく方が好印象です。
※自分の面接の時だけでなく、控室で待機している時や、学力検査中などに見られている場合もありますので、試験当日は、気を抜かず、いつも見られているという気持ちを持っておきましょう。
③面接の流れ
面接官と話している時だけが面接ではありません。
当日は、極度の緊張状態で、思わぬミスをしてしまわないよう、面接の流れを頭に入れ、何度も繰り返しイメージトレーニングをしておきましょう。
『控え室』
控え室の中から、面接が始まっていると思ってください。
ここでの態度や、会話をチェックしている学校もあります。
大声でおしゃべりしたり、歩き回ったりせず、静かに順番を待ちましょう。
『入室する時』
名前を呼ばれたら、はっきり聞こえる声で、「はい」と返事して立ち上がりましょう。
ドアを2回ノックしたあと、中から「どうぞ」の声がかかってから、「失礼します」と言って入りましょう。
ドアの開閉は静かに、ドアを閉める時は後ろ手で閉めるのではなく、ドアに向かって両手で閉めましょう。
ドアが開いているときは、入室前に会釈して入室します。
『挨拶』
入室したら、面接官の前で軽くお辞儀をし、「◯◯立◯◯中学校の◯◯です。よろしくお願いします。」と大きな声ではっきりと自己紹介をしましょう。
『着席』
椅子まで進み、椅子の左側に立ちましょう。
面接官から「どうぞお座りください」といわれてから、「はい、失礼します」と言って座りましょう。
『面接の最中』
話す時は、面接官の目をしっかり見て話しましょう。
聞かれたことには正確にはっきりと答えましょう。わからないときは素直にわかりませんと答えましょう。
『退室する時』
面接が終わったら、静かに席を立ち椅子の左側に移動して「ありがとうございました」と明るく言って、
一礼しましょう。
ドアまで行ったら面接官に向き直って、もう一度一礼してから退室します。
ドアを両手で開け、閉める時は入室時と同様、後ろ手ではなく、ドアに向かって両手で閉めましょう。
控室に戻ってからも、集中して静かにしておきましょう。
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