福井県
高校入試制度は都道府県により大きく違います。
福井県の入試制度を知っておくことが高校合格への第1歩!
福井県 高校入試情報(令和6年度/2024年度)
福井県の公立高校入試は、推薦入学者選抜(2月)、一般入学者選抜選抜(3月)と受験が行われますが、推薦条件にあてはまり中学校長の推薦が必要ですので、事実上、受験機会は一般入学者選抜の1回勝負となります。
福井県の入試の特徴は下記2点です。
①一般入学者選抜の英語、数学の学力検査に選択問題を導入
英語、数学は大問4〜6のうち1〜2問を「基礎力を問う問題」「記述・論述型の問題」の2種類から問題を選択する形式となります。
自分の得意な問題のパターンを対策しておきましょう。
②実用英語検定を評価
一般入学者選抜にて、実用英語検定の級により、英検3級+5点、英検準2級+10点、英検2級以上+15点が学力検査の英語の得点に加点されます。(ただし合計は100点を上限)
福井県の内申点の対象学年は中学3年生の評定がつきますので、特に3年生の2学期までの定期テスト対策をしっかりとしておくことが必要です。
ただし評定自体は1年生から記載されますので1年からテスト対策もしっかりと行いましょう。
福井県の高校入試では内申点45点満点に対し、学力検査点500点と、学力検査点の点数配分が大きいので、本番のテスト結果が重要になります。
『推薦入学抜』
- 《入試日程》
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令和6年1月16日(火)
- 《合格発表》
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令和6年1月19日(金)※内定通知
- 《受験実施校》
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高志、藤島、丹南、武生高校と武生東高校普通科を除くすべての高校・学科・コースで実施。
- 《学力検査》
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特色選抜(体育・芸術等推薦)のみ学力検査を実施。
英語 75点(45分)
数学 75点(45分)
国語 75点(45分)
- 《その他の検査》
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すべての受験者に面接を実施。
必要に応じて作文・実技試験等を実施。
- 《内申点の算出方法》
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3年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
合計45点満点
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点45点満点と面接、その他の実施検査により総合的に合否を判定。
「募集人員」
各学科・コースごとに3~32人
『一般入学』
- 《入試日程》
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令和6年2月20日(火):学力検査(国語・英語・数学)
令和6年2月21日(水):学力検査(社会・理科)※面接を実施する高校あり
- 《合格発表》
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令和6年2月29日(木)
- 《受験実施校》
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すべての高校
- 《学力検査》
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英語 100点(60分・リスニングテストあり)
数学 100点(60分)
国語 100点(60分・課題作文あり※例年)
理科 100点(60分)
社会 100点(60分)
合計500点満点
実用英語検定の級により下記点数を英語に加点。(ただし合計は100点を上限)
英検3級+5点、英検準2級+10点。英検2級以上+15点
- 《その他の検査》
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一部高校で受験者に面接を実施。
- 《内申点の算出方法》
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3年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
合計45点満点
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点(45点満点)+学力検査点(500点満点)と面接等の結果をもとに合否を判定。
【福井県の高校入試の平均点と出題内容】
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《2023年度:福井県立高校入試の平均点》
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英語・・・(選択問題A)51.5点(選択問題B)60.0点
数学・・・(選択問題A)55.8点(選択問題B)55.5点
国語・・・60.2点
理科・・・45.9点
社会・・・61.9点
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《英語の出題内容と傾向》
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選択問題A
大問1・・・会話文
大問2・・・リスニング
大問3・・・長文読解(対話文)
大問4・・・英作文
選択問題B
大問1・・・エッセイ
大問2・・・リスニング、大問3・・・長文読解(対話文)
大問4・・・英作文
※大問2,3は共通。
大問1では、選択問題A・Bともに英文の内容を正確に読み取る力が求められます。Aは会話やメールのやりとりをつかむ。
Bは生徒の心情の変化を捉える必要があります。大問2では、自然な口調の会話の中から必要な説明を聞き取る力が必要。
大問3は、グラフと英文の情報を総合的に理解する力が求められる。
大問4は、恒例の英作文です。自分の意見を正しく英文に変換できるように訓練することが重要です。
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《数学の出題内容と傾向》
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選択問題A
大問1・・・小問集合
大問2・・・平面図形・データの活用
大問3・・・確率
大問4・・・文字式の利用
大問5・・・二次関数
選択問題B
大問1・・・小問集合
大問2・・・確率
大問3・・・文字式の利用
大問4・・・二次関数
大問5・・・合同と図形の性質
※確率、連立方程式、二次関数の問題はAB共通。
大問1は、選択問題A・Bともに基本的な問題が多いく、正確な知識や正しく処理する技能が問われる。
共通問題の確率、文字式の利用、二次関数は、落ち着いて取り組めばできないレベルではありませんが、式やグラフを正確に読み取って処理する能力が求められます。
この中では二次関数がやや難易度が高いと感じました。
選択問題Bの合同は、必出の単元ですのでしっかりと演習しておきましょう。
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《国語の出題内容と傾向》
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大問1・・・論説文
大問2・・・語句
大問3・・・小説文
大問4・・・漢詩・古文
大問5・・・作文
出題の傾向は、昨年度と変わりませんでした。
大問1は必要な情報を整理して、条件に合わせて説明する力が求められる。
大問2は漢字を行書で書く場合の特徴を理解しているか問う問題である。
大問3は場面の展開や心情の変化を的確にとらえる必要がある。
大問4は古典に表れたものの見方や考え方を文脈に沿って読み取る力が問われる。
大問5は資料から読み取った情報と自分の体験などを結び付けて文章で表現する力が必要になる。
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《理科の出題内容と傾向》
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大問1・・・遺伝
大問2・・・血液の循環と呼吸
大問3・・・地震
大問4・・・天体
大問5・・・溶解度
大問6・・・化学変化
大問7・・・電流と磁界
大問8・・・運動とエネルギー
大問1は植物の分類や遺伝の知識について。
大問2は図や数値から体の働きを説明する問題。
大問3は地震の波の速さを用いて距離や発生時刻を求める問題。
大問4観察記録から太陽のつくりや活動を推測する問題。
大問5は物質が水に溶ける量をグラフを活用して求める問題。
大問6は実験器具の正しい操作と反応する物質の関係を問われる。
大問7は次回の変化に伴う実験結果を予想する問題は難易度が高い。
大問8は力学的エネルギーの移り変わりを思考する力が求められる。
大問が多く幅広い分野の知識を押さえ、実験からの考察ができるように対策をしておく必要があります。
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《社会の出題内容と傾向》
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大問1・・・地理(世界)
問2・・・地理(日本)
大問3・・・歴史(古代~近代・現代)
大問4・・・地理・歴史・公民融合問題
大問5・・・公民(現代社会)
3分野からの出題のほかに、地理・歴史・公民範囲を合わせた融合問題が出題されました。
この傾向は、今後も続くと思われます。
地図やグラフ、表などの資料を読み取る力と、それをしっかりと表現する力が求められます。
普段からニュースに関心を持っていると解きやすくなるでしょう。
- 《福井県教育委員会》
- もっと詳しい福井県の公立高校受験、入試制度の情報は福井県教育委員会の高校入試情報のページで確認下さい。
http://www.pref.fukui.lg.jp/kyouiku/education/
- 《福井県の公立高校・私立高校の偏差値》
- 福井県の公立高校・私立高校の偏差値の一覧を下記ページにまとめています。
高校受験の志望校選択の参考にして下さい。
福井県の高校偏差値表(http://www.deskstyle.info/eria/fukui/hensachi.html)
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