自分の子だから、子のことはわかっている、自分はこうしたらやる気になったから、うちの子もそのはずだ
そのように思ったことがあるお母さん、お父さんは要注意です。
実は価値観、感じ方は、親子であっても全く違うことは珍しくないそうです。
価値観、感じ方が違うと、言葉の受け取り方が違ってしまいます。
それでは、価値観、感じ方にはどのようなタイプがあるのか?
タイプ1.人とのつながり重視タイプ
特徴:競争するより、友達を応援したり、お友達の成功を心から喜んだりするのが好きな傾向があります。
友達だけではなくて、家族が喜んでくれるから。お母さんが喜んでくれるからがんばれるタイプでもあります。
有効な声かけ
・一緒に勉強しよう!
10分でもいいので、親が一緒に横で勉強をしてあげることはとても効果的です。
わからない問題が出てきたら、今度家庭教師の先生にこの問題一緒に教えてもらおうねと答えてあげるなど、一緒にしてくれていると言うことがすごく子のやる気を引き出します。
お母さんが一緒に勉強しようとしてくれると言う行動が、子にとって喜びにつながり勉強をしてお母さんを喜ばせたいとやる気につながります。
・〇〇ちゃんが勉強してくれるとお母さんうれしいな
「自分のため」だと踏ん張れないのに対し、「誰かのため」なら頑張れるのがこのタイプのお子さんの特徴です。
お母さんがうれしいということを伝えてあげると、喜んでがんばります。
やってはいけない声かけ
・友達と比べる
・友達の名前を出して、「あの子は偉いね、毎日勉強してるって言っていたよ」
他の子と比較して、劣っていることを指摘されると子の自尊心を傷つけてしまいますますやる気をなくします。
また、友達はこのタイプのお子さんは友達をライバル、競争相手と見ていなくて一緒にがんばる対象としてみています。
友達と競争をイメージさせるような声かけは嫌がる傾向があります。
タイプ2:マイペースタイプ
目標や夢が見つかると、自分で達成することを重視して、自分でがんばるタイプ。
男の子だとゲームの攻略方法を自分でネットで探して、自分で目標を決めてハイスコアを出してもくもくとやることが多いです。
マイペースなので、友達と一緒にいても、ほかにやりたい遊びがあれば、1人だけ違うことをしているなんてこともよくあります。
このタイプのお子さんの場合は、いい意味で放任する。やりたいこと、気持ちを尊重してあげることがやる気につながります。
やってはいけない声かけ
命令口調
・勉強しなさい、宿題やりなさい など
強制的に押し付けられると、反発心からやる気がなくなってしまいます。
特にやる気をなくすのが、このやり方で勉強しなさいなど過程も強制することです。
有効な声かけ
このタイプのお子さんは、ペースを乱されるのを嫌がります。
自分でやっているときはそっとしてあげることが有効です。
・結果を評価する
「〇〇ができたから、ご褒美に〇〇を買ってあげるね」と、結果を褒めてあげることが大切です。
・目標を決める
「〇〇までに、ここまでできる?」と、疑問形で聞いてあげます。
自分で「やる」!決めると自発的に動くようになります。
タイプ3:人から賞賛されたいタイプ
自分の能力が発揮された結果、他の人から褒められるととてもやる気になります。
マイペースタイプは自分で、目標を決めてクリアして、満足しますが、こちらのタイプは他の人から認めもらうことでやる気になるタイプです。
有効な声かけ
・点数が取れたことを褒めるのではなくて、点数がとれた頭の良さなど、その子自身を褒めることがポイントです。
70点取れてすごいね!ではなくて、さすがね~頭いいね~こんなに難しいのに取れるなんてすごいね~と褒めてあげてください。
今までもらったことがある賞状やトロフィーをみんなが見えるところにかざってあげることなどが大切です。
やってはいけない声かけ
言葉の裏を読む傾向があるので、「〇〇点とれたら、〇〇してあげる」などの方法は効果的ではありません。
自分をやる気にさせようとしていると捉えられると、やる気をなくしてしまいます。
全てタイプの共通するやってはいけない声かけ
脅かすようないい方
・今勉強しないと将来、困ることになるよ。お母さん、お父さんもみんな思っているよ。
小学生、中学生にはとっては一年先もとても遠い未来のことでイメージが持てません。
大人の目線から勉強しないと社会人になってからどうなるか?を伝えてもなかなか勉強が進めることができません。
全てタイプに共通する子供をやる気させる声かけ
・ちゃんと勉強しているね。偉いね。すごい。
学校の宿題であったとしても、勉強をちゃんとやれることはとても褒めてあげると、机に向かう時間増えます。
・〇〇をがんばったから、できたね!
100点ではなくて、少しでもやったことが成果につながった場合は、それを見つけて褒めてあげることはとても効果的です。
このように、子どもへの声かけの中で、少し意識することでより良くなる方法があります。
子供によくなってほしい。その気持ちのあまり自分の経験を基にして、自分がして欲しかったこと、してもらってよかったことをお子さんにするお気持ちはとてもいいこです。
ただ、そんな親心も、お子さんの価値観と合わなければ、逆効果になってしまうことがあります。
まずは、お子さんのタイプを見極め、お子さんの価値観を尊重するコミュニケーションを意識すると、みるみるお子さんが変わっていきます。
子どもが言うことを聞かない…宿題や勉強をしない…という親御さんは、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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