(1)少しでもいいから、まず勉強する。
多くの小学生、中学生が勘違いしていることの1つとしては「やる気が出るから勉強をする」と言うことがあります。
もちろん、やる気が出れば勉強以外のいろんなことにチャレンジする意欲がわいてきて、自分から主体的に動けます。
ただ、「やる気がなくても、やっている間にやる気になる」と言うことがあります。
心理学の用語では「作業興奮」と言う状態になり、やる気がどんどん出てくると言われております。
例えば、
外出するまでは億劫に感じていたけど、いざ外出すると楽しかった。
掃除、家事をするまでは面倒だったけど、やり始めると思った以上に気持ちがのっかって、大掃除になった。
習い事に行くまでは嫌がっていたのに、迎えに行ったらすごく楽しそうにしていた。
やり始めるまではすごく億劫に感じたのに、いざやってみたらなんともなかったと言う経験は誰しもあるんですね。
実は勉強もとりかかるまでが面倒だったけど、いざ始めたら集中できた。
このように、実際に始めてしまえばなんともなかった、ということは多いです。
毎日、コツコツ勉強を家でやっている生徒さんも、毎日がやる気満々と言うわけではありません。
見たいテレビがある、見たい動画がある、やりたいゲームがある、友達と遊びたい。全ての生徒はそういう誘惑がたくさんあります。
その中でも、「少しでもいいからとりあえずやってみる」「全部できなくていいから、1pだけやってみる」と少しでも初めて見ると気持ちがのってきて、どんどんできるようになります。
毎日コツコツやっていると、わかるところが増えてくる。できると先生、お父さん、お母さんから褒められる、自分に自信もついてくる。
そうなったときに「やる気が出たから、勉強をする」と言う状態にようやくなります。
とにかくほんの少しでいいので、少しでもとりかかることは、心理学でも「ベビーステップ」と呼ばれていて、1つ1つ小さな行動を積み重ねることが、結果的にやる気を持続させる、という効果が実証されてみます。
そうはいっても、ちょっとでもやるというのが難しい、うちの子は無理と思われる方は次のステップに進んでください。
(2)勉強する環境を作る
勉強する部屋がある小学生、中学生はまずは勉強できる環境を作るところから、家庭教師のデスクスタイルでは始めています。
例えば
・勉強の机の周りを片付ける。どこに教科書、ワーク、問題集、筆記用具があるかわかるようにする
・勉強する上で誘惑になるゲーム、マンガ、スマホ、タブレットはお父さん、お母さんと相談して、勉強する時間は預かってもらう
勉強をしよう!と思っても、どこに教科書があるかわからない?どこに鉛筆があるかもわからない状態だと勉強することが困難になります。
まず、勉強をしやすい環境作りを生徒、お父さん、お母さんと相談しながら決めています。
(3)勉強する時間を決める
毎日、20時から30分は勉強をする。と時間を決めて、勉強をするようにします。
大切なことは開始時間を決めてしまうということです。
いつかやろう、ごはん食べてから、お風呂入ってから、このテレビが終わってから勉強しよう。と思っているとどんどん時間が過ぎてしまい気がついたら寝る時間になってしまって、勉強しなかったということの経験がある人は多いと思われます。
まず、最初はおっくうで面倒でも20時から勉強する。と決めて取り組むことで、少しずつ勉強は定着します。
家庭教師のデスクスタイルの生徒さんも、20時からと決めれば家族の方にも協力してもらい、夕食の時間、お風呂の時間見たいテレビ番組があれば録画予約してもらうなど、家族全員で相談をして勉強する時間を一緒に作っていくようにしています。
(4)体を動かしてみる。家のお手伝いをする
疲労にならない程度に体を動かすことも効果があります。
運動をすると血流がよくなり、アドレナリンという物質が分泌されます。
アドレナリンが分泌されると、肝臓に貯めていた糖分が血液に放出されるため、脳に糖分が行き渡り、脳の働きがよくなり、やる気も出やすくなるという効果があります。
ちょっとしたお母さんの家事の手伝いなどをお願いすることは、勉強するためのやる気アップにもつながります。
(5)勉強をすると言うことを考え方、目標を家族でそろえる。
勉強に対して、やる気になれないと感じたことがある人は「教科書すべて覚えよう」「全科目すべて予習復習しよう」などと完璧主義の傾向があります。
特にこの傾向は小学生より中学生に強く、小学校の勉強の延長で中学生の勉強をとらえることで陥りやすい生徒が多く見られます。
小学生の勉強は宿題をすべてする。
テストで100点をとる。
小学生は勉強を完璧にすることが多くあるので、中学生もその延長で取り組んでしまうことで、「どうせ100点取れない」「全部するなんて難しい」と最初から乗り越えるハードルを自分で高く設定しすぎてしまい、チャレンジする前からあきらめてしまう。と言うことがあります。
中学生のテストで100点取れる子はそもそも学年1人いるかどうかなので、100点を目指す必要はありません。
まずは今の自分より5点アップする。ワークはすべてやらなくていい、自分にとって勉強するところだけをすればいい。
段階に応じて、お父さん、お母さんの期待する点数、状態、生徒にとっての何を勉強するのか?を家庭教師のデスクスタイルでは相談して決めています。
学校のテストで50点の生徒なら次60点取れるような勉強する。
少しでもその勉強スタートする。
最初はそれでいいんです。その積み重ね、延長が家庭教師を始めたときと高校入試の直前などで大きくかわってきます。
(6)環境を変えてみる。
通信教育をずっとやっているけど、なかなかはかどらない塾には1年通っているが成果がない
勉強する方法がマンネリになっておりやる気が出ないときは、新しいことをしてみたり、新しい方法を取り入れてみるのもおすすめです。
いつもの家事に飽きてきたら、新しい掃除方法を取り入れてみたり、
いつもの仕事に慣れすぎてしまったら、やり方を変えて工夫してみたり、
何か新しさを取り入れることで、気分が変わって、楽しみが増えることがあります。
まだ家庭教師を試されてことがないのであれば、一度無料体験などで試してもらうことも非常に効果的です。
家庭教師のデスクスタイルでは、ただ、勉強を教える。だけではなく、前段階の勉強の取り組み方を家族全員で取り組めるやり方から進めています。
無料体験もありますので、勉強に対してやる気がない、勉強のやり方が分かっていない、という事でお悩みの方は、是非お気軽にお問合せ下さい!
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