平均以下でも学年2位!?平均点の注意点と偏差値

平均以下でも学年2位!?平均点の注意点と偏差値

平均点の注意点と偏差値

平均点はどういう意味がある数字なのか?

小学生、中学生の学校のテストでは、ほとんどの学校で学年での順位は出なくなりました。
そこで、学校のテストでは平均点からおおよその自分の順位を推測することができますが、平均点の出し方を正しく知っておく必要があります。
極端なケースですが、平均点以下だけど学年2位の成績だった!ということも起こります。

平均点の注意点

平均点を見るときに注意しないといけないのは、極端に成績が良い子、悪い子がどの程度いるか?です。近年、不登校の生徒の数が年々増加しており、テストは受けないと0点などで計上されてしまいます。

 例えば、以下の場合などは、平均点が20点となります。
(90点+10点+0点+0点+0点)÷5=20点

Aさん Bさん Cさん Dさん Eさん
点数 90 10 0 0 0

これは極端な例ですが、Bさんは10点で平均点以下なのに、成績は2番と言うことが起こります。

中央値とは?

上記の平均点のデメリットを踏まえて、とても数少ないのですが、中央値と言う指標を使っている学校も少しずつ増えてきています。

中央値とは、文字通り「真ん中の数」と指します。
例えば以下の場合を考えてみましょう。

Aさん Bさん Cさん Dさん Eさん Fさん Gさん
点数 80 60 50 50 0 0 0

平均点:(80点+60点+50点+50点+0点+0点+0点)÷7=34.2点
中央値:7人中の上から4番 → 50点

平均点だと、CさんとDさんは平均よりも16点も上の成績になります。
ただ、中央値で見るとCさんとDさんはちょうど真ん中の成績になります

まとめ:平均点を見るときの注意点

テストを受けていない子や極端に成績が悪い子の割合が多いと平均点が真ん中の成績とはならないことがある。とりわけ1学年が2クラス以下など人数の少ない学校ほど平均点が真ん中の成績と離れてしまうことがあります。

また、平均点は、今通っている中学で算出されるので、他の中学校の生徒の成績は加味されません。他の中学校の子も一緒に受けることになる高校受験では、平均点よりも学校外の成績も踏まえた模擬試験の偏差値がよく使われます。

偏差値とはどういう意味がある数字なのか?

高校受験を意識しはじめる中学3年生になると平均点よりも「偏差値」と言う言葉を使うことが増えてきます。偏差値は50点を基準にして、平均からどれくらい差があるか?
を表した数値です。平均点取れていたら、偏差値は50となります。

 例えば、このような場合に偏差値を使うと自分の成績がよくわかります。

前回のテストは5科合計250点で、今回のテストは、5科合計350点で、100点も点数アップしました。勉強がんばったので成績上がりました!

と、言い切ることは実はできません。平均点がどの程度あるか?によって、変わってきます。
250点のテストも平均点が250点であれば、偏差値は50です。350点のテストも平均点が350点あれば、同じ偏差値は50となるので、成績は前回と今回は同じということになります。

偏差値とは?

おおよその目安としては、100人生徒がいた場合

偏差値 75以上1位
偏差値 656位〜7位
偏差値 6015位
偏差値 5530位
偏差値 5050位
偏差値 4570位
偏差値 4084位

※厳密にお伝えすると、偏差値は平均点との差ではなく、試験を受けた集団全体の「得点のばらつき」も考慮して数値化する指標ですので、上記の通りにはなりません。

偏差値の注意点

偏差値は模擬試験で算出されます。中3になると模擬試験を受験されることも増えてきますが、中1と2は受験される方も多くはありません。
中1や中2から模擬試験を受ける方は、学力が高い生徒が多いので、中1と中2の偏差値は低めが出る傾向があります。

まとめ:平均点と偏差値

平均点、偏差値ともに受験した母集団の人数や、0点など極端に成績が悪い生徒の割合によっては、数字の見方は変わります。
実際の高校入試では、当日試験だけではなくて内申点との合計で決まってきます。
平均点、偏差値ともにある程度の指標にはなりますが、気にしすぎにしっかりと基礎学力をつけていくことが大切です。

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