奈良県
高校入試制度は都道府県により大きく違います。
奈良県の入試制度を知っておくことが高校合格への第1歩!
奈良県 高校入試情報(令和7年度/2025年度)
奈良県の公立高校入試は、特色選抜(2月)、一般選抜(3月)と受験が行われますが、特色選抜は実施される学科が限られますので、普通科の場合は、受験の機会は事実上、一般選抜のみとなります。
内申書の評定は中学2年生、3年生の成績が評価されますので、2年生の学校の定期テストを対策していくことが、高校入試のまず必要な対策となります。
ただし、中学1年から定期テストや提出物をおろそかにしないようにもしましょう。
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『特色選抜』
- 《入試日程》
- 令和7年2月18日(火)、19日(水)
※2日間実施する学校もあり。
- 《合格発表》
- 令和7年2月26日(水)
- 《受験実施校》
- 全日制課程の専門学科、普通科の一部のコースで実施。
- 《学力検査》
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英語 40点(30分・リスニングテストあり)
数学 40点(30分)
国語 40点(30分)
3教科合計120点満点
- 《その他の検査》
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学校独自検査、面接、実技検査の3種類から1つ以上を各学校が選択、受験者に実施。
- 《内申点の算出方法》
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2年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
3年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階×2=90点
合計135点満点を高校により傾斜配点を実施。
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点135点と、学力検査点120点、その他検査の点数を合計し、各校が総合的に判定。
『一般選抜』
- 《入試日程》
- 令和7年3月11日(火)
- 《追検査日》
- 令和7年3月24日(月)
※願書受付は3/19(水)~3/21(金)、合格発表は3/24(月)
- 《合格発表》
- 令和7年3月18日(火)
- 《受験実施校》
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普通科のほとんど、および特色選抜で合格者数が定員に満たなかった学科で実施。
- 《学力検査》
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英語 50点(50分・リスニングテストあり)
数学 50点(50分)
国語 50点(50分)
理科 50点(50分)
社会 50点(50分)
合計250点満点
- 《その他の検査》
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一部の学科で受験者に面接を実施。
- 《内申点の算出方法》
-
2年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
3年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階×2=90点
合計135点満点を高校により傾斜配点を実施
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点(135点)、学力検査点(250点)に面接等の検査点を加算して算出。
総合点の上位得点者より選抜。
調査書の総合所見、面接結果(実施校)も資料として総合的に判断。
- 《追検査について》
- 「追検査」とは、インフルエンザ等により、やむを得ない理由により検査を欠席した者を対象に実施するものとなります。
○追検査を設定しない学科(コース):奈良県立磯城野高等学校 フードデザイン科(シェフコース、パティシエコース)
○ 特色選抜や一般選抜をやむを得ない理由により欠席した者は、3月下旬に実施する 追検査を受検することができる。
○ 特色選抜における追検査対象者は一般選抜に出願することができる。
○ 一般選抜における追検査対象者は追検査を受検することで二次募集に出願することができる。
○ 追検査においては、「国語、数学、英語」の学力検査、調査書の成績、調査書のその他の記載事項を資料として、総合的に合否を判定します。
【奈良県の高校入試の平均点と出題内容】
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《2024年度:奈良県立高校入試の平均点》
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英語33.6点、数学24.5点、国語37.3点、社会31.2点、理科27.6点
(5教科合計250点満点)
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《英語の出題内容》
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大問4問です。
長文読解が大問4問中3問も出ています。
【大問構成について】
大問1:リスニング
大問2:長文読解(英作文有り)
大問3:長文読解(説明文)
大問4:長文読解(英作文有り)
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《英語の問題傾向》
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ここ数年は、語句・文法問題に属する問題よりも、長文の読解問題が多く出題されています。
英文を読む練習に力を入れましょう。また、長文を読んで英文を書く問題が例年出題されています。
自分の覚えている単語や文法を用いて自分なりの表現で英作文を書く練習をしておきましょう。
問題量が多く、長さも約530語の英文が出題されているので、スピードを意識して解く練習も必要です。
過去問を用いて練習しましょう。
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《数学の出題内容》
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大問4問です。
【大問構成について】
大問1:計算問題・図形・関数・データの活用などの小問集合
大問2:平面図形・数と式
大問3:関数
大問4:平面図形
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《数学の問題傾向》
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大問1が小問構成になっており、数・式、平方根に関する基礎的な計算問題が出題されていて、問題レベルとしては中学数学の範囲から10問前後の小問がまんべんなく出題されています。
配点が4割と得点源なので、各単元を復習して素早く解けるように演習していきましょう。
中学校の教科書で基礎をしっかり固めること、分からないところは何度も質問したりして反復練習し、苦手分野を残さないようにしましょう。
また、図形の証明問題は例年出ている重要問題となります。
過去問を何度も解いて練習しておきましょう。
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《国語の出題内容》
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大問5問です。
筆者の考えを書くなどという記述問題もあり、内容の読み取りが中心に構成させています。
【大問構成について】
大問1:随筆
大問2:説明文
大問3:古文
大問4:行書・楷書
大問5:会話発表
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《国語の問題傾向》
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説明文の問題では、長文の読解を素早く行う必要があります。
過去問で長い文章でも短時間で内容を抑える練習をしておきましょう。
奈良県の特徴的な問題が「書写」です。
行書を楷書で書いたときの画数が問われていました。
また、作文においては、150字程度のテーマを与えられて書く作文が出題されています。
全体的に難易度が高い問題がでない分、ケアレスミスには十分に注意しましょう。
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《理科の出題内容》
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大問6問です。
出題形式は、物理・化学・生物・地学からまんべんなく出されています。昨年度の問題構成は下記です。
【大問構成について】
大問1:化学・生物
大問2:地学(地震・火山)
大問3:化学(化学変化と物質の質量)
大問4:生物(呼吸と血液循環・刺激と反応)
大問5:地学(太陽系・月と金星の見え方)
大問6:物理(物体の運動と力)
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《理科の問題傾向》
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全分野からまんべんなく出題されるので、苦手な分野もそのままにせず、しっかりと対策しておきましょう。
各分野の基本的な内容、重要な語句は暗記するだけでなく、内容も説明できるように教科書でしっかりと復習しておきましょう。
水溶液の実験の問題や気体の性質の問題は出やすい傾向にあります。
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《社会の出題内容》
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大問5問です。
複数の資料を読みとり、文章で記述する問題が出ています。
【大問構成について】
大問1:歴史(しくみ図の読み取り、並べ替え問題)
大問2:歴史 (表やグラフの読みとり、記述<文章>)
大問3:地理(地図や気温のグラフの読みとり、記述<用語>)
大問4:公民(文書資料・グラフの読み取り、記述<文章>)
大問5:歴史・公民(文書資料・グラフの読み取り、記述<文章>)
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《社会の問題傾向》
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表やグラフを読み取る問題が多く出題されます。
読み取った内容を文章として記述することも必要になるので、各分野の語句・基本知識を改めて教科書で復習し、過去問で文章を書く練習をしておきましょう。
語句は漢字まで正確に暗記しておきましょう。
- 《奈良県教育委員会》
- もっと詳しい奈良県の公立高校受験、入試制度の情報は奈良県教育委員会の高校入試情報のページで確認下さい。
http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
- 《奈良県の公立高校・私立高校の偏差値》
- 奈良県の公立高校・私立高校の偏差値の一覧を下記ページにまとめています。
高校受験の志望校選択の参考にして下さい。
奈良県の高校偏差値表(http://www.deskstyle.info/eria/nara/hensachi.html)
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